GビズID(G-Biz ID)とは?小規模事業者持続化補助金の申請に必須のデジタルID

補助金

こんにちは。
いっきに寒くなってきましたね。週末、慌てて衣替えをしました。
キャンプが趣味なのですが、この季節のキャンプは寒いものの虫もおらず
早くキャンプに行きたいなと思う日々です。

さて、今回は補助金申請に必要なGビズについてお伝えします。

「GビズID(G-Biz ID)」は、1つのIDとパスワードで複数の行政サービスにログインできる便利な認証システムです。
現在、小規模事業者持続化補助金の申請は電子申請のみで受け付けられており、
この申請を行うためには GビズIDプライム の取得が必須となっています。

補助事業の流れにおいては、まず最初にこの GビズIDプライムの取得 を行うことが、最初の重要なステップとなります。


GビズIDの種類と役割

GビズIDには主に以下の2種類のアカウントがあります。

アカウント種別概要
GビズIDプライム法人代表者または個人事業主が取得する基本アカウントです。補助金申請や行政手続きの電子申請で利用するため、こちらのアカウント取得が推奨されています。
GビズIDメンバー組織内の従業員用アカウントで、プライムアカウントの管理者がマイページから発行できます。
ただし、メンバーアカウントは「従業員に限る」もので、代表者以外の第三者(外部業者・支援者など)による代理申請は認められていません。

なお、申請フォームに入力される情報は、GビズIDに登録された事業者情報(法人・個人事業主・NPO法人等)と自動的に紐づけ されます。


GビズIDの取得方法

GビズIDプライムは、公式サイト(https://gbiz-id.go.jp)から申請できます。
取得には数日~数週間を要するため、補助金申請の締切前に余裕をもって手続きを進めることが大切です。

取得の流れ(概要)

🔹 オンライン申請(マイナンバーカード対応)

  • マイナンバーカードを利用してオンライン認証を行う方法です。
  • 審査がスムーズに進めば、最短で即日発行されます。(私も即日発行されました!)
  • スマートフォンやカードリーダーでマイナンバーカードの読み取りが必要です。

🔹 書類郵送申請

  • Web上で申請情報を入力後、申請書を印刷して「印鑑証明書」を添付し、GビズID運用センターに郵送します。
  • 書類が到着してから審査・発行まで 2〜3週間程度 かかります。

どちらの方法でも申請自体は難しくありませんが、申請タイミングが遅れると補助金の申請期限に間に合わない場合もあるため、早めの登録をおすすめします。


申請にあたっての重要な注意点

① 登録情報は常に最新に

GビズIDの登録情報(法人名称・所在地・事業形態など)が古い場合は、必ず更新してから申請を行いましょう。
特に「個人事業主から法人化した」など事業形態に変更があった場合は、登録情報の更新が必要です。

古い情報のまま申請・採択されてしまうと、補助金額の確定手続きが進められないことがあります。
また、申請入力中にGビズIDの情報を修正した場合は、申請システム上の「Gビズから最新情報を取得」ボタンを押して最新情報を反映させてください。


② ID・パスワードの管理は厳重に

GビズIDプライムまたはメンバーアカウントの IDやパスワードを第三者(支援者など)に開示することは禁止されています。
これはGビズID利用規約第11条に違反する行為となるため、必ずご自身(または従業員)で管理しましょう。


③ パスワードを忘れた場合の対応

ログイン画面から「パスワード再発行」を行うことができます。
また、ワンタイムパスワード(SMS)の送信先を変更したい場合は、マイページから「SMS受信用電話番号」を変更可能です。


まとめ:GビズID取得は補助金申請の第一歩!

GビズIDは、これからの行政手続き・補助金申請に欠かせない「事業者の共通ID」です。
特に「小規模事業者持続化補助金」などの電子申請では必須となっており、アカウント取得が完了していないと申請自体ができません。

補助金申請を検討している方は、まずは GビズIDプライムの取得 からスタートしましょう。
行政書士モアナ法務事務所では、補助金申請やGビズID取得のサポートも行っています。
電子申請の流れや書類準備でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。