第1回:行政書士では珍しい?前職の仕事

採用のプロとして、どんな仕事をしてきたの?
先日お会いした方から、
「こういった前職の行政書士はめずらしいですね!」と言われました。
確かに、私自身も同じような経歴の方に出会ったことはありません。
せっかくなので、自己紹介も兼ねて今回から数回にわたって
“前職でどんな経験をしてきたか”をお話ししていこうと思います。
Q:どんな仕事をしていたの?
A:正社員の採用を考えている中小企業の経営者に、求人広告をご提案する仕事をしていました。
新卒採用・中途採用、どちらも担当し、採用計画のご相談から広告掲載、採用までトータルでサポート。
掲載して終わりではない「採用活動の伴走者」を心がけていました。
Q:営業スタイルは?
A:新人の頃は、ひたすら電話営業です。
もちろん簡単にアポイントは取れず、うまくいかないことが多かったですが、
「自分が決めたことはやりきる」がモットーでした。
その積み重ねのおかげで、次第にご紹介や既存のお客様からのご依頼が中心に。
「信頼して任せてもらえること」が、何よりうれしかったです。
Q:激務だった?
A:はい、正直激務でした(笑)
でも、“忙しく働くのが好き”だったので苦ではなかったんです。
ありがたいことにたくさんの企業様にご依頼いただき、
会社で初の女性営業マネージャーを任せてもらうことに。
プレッシャーもありましたが、チームで成果を出す楽しさを学びました。
Q:仕事の面白さは?
A:やはり経営者の方と話せること!
「会社をこうしていきたい」といった目標をお伺いすることができ、
「世の中にはこんな会社があるんだ!」
「こんな職種、初めて聞いた!」
そんな驚きの連続で、自分の世界がどんどん広がっていきました。
今でも、「世の中は誰かの仕事でできている」という想いは変わりません。
営業時のこだわり
私の営業でのこだわりのひとつは、“背伸びをしない”こと。
知らないことを知ったかぶりせず、まずはしっかりと会社のことを理解する。
正社員採用は費用も高額で、1人の採用が会社に大きな影響を与えます。
だからこそ、
「この会社がどんな想いで採用したいのか」
「どんな人と働きたいのか」
を丁寧に聞くようにしていました。
その上で、自分のわからないことは調べたうえで、お客さまに質問をする。
“誠実に向き合う姿勢”を大切にしてきました。
この経験が、いま行政書士として企業の補助金・許認可・在留資格の支援をする上でのベースになっています。
「話しやすくて、でも信頼できる」──
そんな存在を目指して、これからも企業の皆さまの“パートナー”として伴走していきたいと思います。

