【第1回】補助金採択の鍵!なぜ事業計画の策定が重要なのか

補助金

こんにちは。
わが家にもインフルエンザがやってきてしまい、久しぶの投稿となってしまいました。
私は予防投薬で自由診療で薬を処方してもらい、何とか感染を免れましたが高くつきました泣。
みなさまもインフルエンザにお気を付けくださいね。

さて、今回は補助金や新規事業を検討する際に必要となる事業計画についてです。


事業計画は「採択」と「未来」を決定する審査基準

① 申請の基盤であり、採択の可否を左右する

補助金を申請し、採択を勝ち取るためには──「事業計画」が欠かせません。

補助金申請では、申請者は詳細な事業計画を提出します。
事業計画は申請書類の中心であり、未来の成長戦略を示す“設計図”そのものです。
この計画は審査を通じて評価され、採択されるかどうかが決定します。

また、事業計画は申請者本人が作成することが義務付けられています。
専門家の助言は受けられますが、作成者が他者であると判明した場合、
不採択・採択取消・交付決定取消など重大なペナルティにつながりますのでお気を付けください。

② 補助対象事業としての「適格性」と「達成根拠」を示す

例えば中小企業新事業進出促進補助金は、中小企業が既存事業とは異なる新市場・高付加価値分野へ挑戦し、
生産性向上や賃上げにつなげることを目的とした制度です。

事業計画では、目的を理解したうえでその目的を
3〜5年の期間でどのように達成するのか を具体的に説明する必要があります。

※以下はいずれも中小企業新事業進出促進補助金の要件となります

● 新事業進出要件

新たに提供する製品・サービスが自社にとって新規性を持ち、かつ既存事業とは異なる顧客層(新市場)を対象としているか。

● 付加価値額要件

付加価値額(または従業員一人当たり付加価値額)の年平均成長率4.0%以上を達成する計画となっているか。

● 賃上げ要件

給与総額または一人当たり給与支給額の年平均成長率が基準値を満たすか。

さらに審査では、

  • 新市場性(認知度・普及度が低い分野か)
  • 高付加価値性(競合より高水準の価値提供ができるか)
    といった点も重視されます。

まとめ

私も前職のときに事業計画をよく書きましたが、実際に書いてみると見通しが甘いなと感じ
マーケットや商品特性などを見直し、何度も計画を修正して納得のいくものを作成しました。

作成自体はご自身でしていただく必要がどうしてもありますが、
内容を見てのアドバイスはできますので、補助金申請の際はお気軽にご相談ください。

また次回も事業計画についてお伝えします。